クメジマノコギリクワガタ

学名:Prosopocoilus dissimilis Kumejimaensis

ヤエヤマ、ハチジョウに続く国産ズングリノコ3発目、クメジマノコギリ。
アマミノコギリの久米島亜種という分類ですが、見た目はヤエノコに近いものがあります。

個人的にやっぱり、こういう体形に惹かれてしまいますね。

女性の話ではありません。クワガタの話です。

あ、でも、女性も多少ふっくらしていた方がすk


breeding

2019年12月

基本的にアマミノコと同じように飼育してみることにします。
入手した親虫は♂58.0mm、♀32.8mmのF1ペア。いつものようにプラケ中に産卵一番でセットを組みましたが、なぜか産み始めるまでに時間を要し、結局21頭のF2幼虫を得たのは晩秋でした。WISH-Aの800ccに投入し、2本孵しの予定で進めます。

F2の目標は♂60mmで!どうかな?



2020年12月

年末に投入した1本目の菌糸瓶を翌年6月まで引っ張り、2本目はマットに変更して暴れさせずに羽化まで持っていく作戦にしました。交換のタイミングはまずまずだったと思います。結果8月から9月にかけてF2が羽化。最大は61.6mmで目標達成、最小は57.7mmでした。

最大個体の61.6mmはエサ交換時で11.2gでしたが、その時点では他にもっと大きいのがいたので期待はしていませんでした。その時の最大というのが14.0gで、63〜64mmくらいいくのではと思っていました。実際この個体は蛹化・羽化も他の兄弟より2週間ほど遅く、そのぶん大きいのだろうと期待しましたが、割り出してみると60.5mmと平凡なサイズになってしまいました。これは本当にガッカリしました。

♂は9頭いて殆どみんな60mm前後の同じようなサイズ、悪くはないんだけど良くもない・・・というか、今回の飼育が失敗ではないにせよ、大正解だったとも思えないのです。まずスタートが遅かったし。ビークワレコードを見ると65.9mm(なんと2001年の登録、19年間も更新無し!)、同じ飼育方法であと5mmを稼ぐイメージが出来ないのですが、F3も同じようなやり方でもう少し時期を前倒し出来るといいかなと思っています。