
ホペイオオクワガタ(福建省・武夷山産)
学名:Dorcus hopei hopei
ワイルドホペイ3つめ、福建省は武夷山!
かつて人気を博した一大産地のWDが来たとあっては、手を出さずにいらいでか!
もうここ数年は国産オオそっちのけ、「ホペイ棚」を増設してしまいました。
うーん、ちっとも流行に乗れてない・・・(汗)
breeding
2017年8月
ここでは「福建省南平市武夷山産」としますが、どうも武夷山というのは山ではなく山脈を指すようで、市はおろか江西省にまでまたがるとか。手元の個体がどのあたりで採れたものかは知りませんが、ややこしいので単に「武夷山」とします。
そんな武夷山ホペイ、今回入手したのは♂52.8mm、♀33.2mmのWDペア。
正直なんの変哲もない中歯のオオクワですが、とりあえずF1を採ってどんなモンか見てみようと思います。
それでは早速セット開始。WDですからセオリー通り、まずは持ち腹で産むだけ産んでもらいます。コバシャ中にコナラ材3本仕込んで、9月に24頭の仔を回収。余っていた大夢Bの500cc(ちっちゃ!)に入れて、ひとまず様子見です・・・。
2018年9月
500ccの小さなビンはすぐに食痕まみれ、12月に800ccへ。
この時点でのMaxが18.2g、「ほら、500なんかに入れるからこのザマだ」と後悔しつつ、この2本目で羽化までもっていくプランに変更。そこから半年を経てあらかた羽化しました。
♂は計15頭、最大は69.8mm、やはりと言うべきか70upはならず。ちなみに最小は63.6mmでした。
![]() |
||
購入した野外♂52.8mm 特徴もクソもない上に親でもないけど一応掲載。 |
68.0mm。兄弟中の平均的な形状の個体。 パリーオオに近い感じかもしれない |
|
![]() |
![]() |
|
顎の張り出しが印象的だった66.4mm。 2019年の種親に内定。 |
別に面白くないけど最大も載せときます。 69.8mm。パッとしない感じ。 |
サイズはいいとして、カタチが思わしくなかった!ここまで湖南・四川と、割と好みの型が出ていたのもあって武夷山にも当然期待していたのですが、全体的に見てあまり整った個体群とはなりませんでした。しかしその中でも一頭、「これは」というものもいるので、そこから次代も続ける予定です。
四川のF1、F2もそうだったんですが、今回の武夷山もF1が♂に偏りました。
15♂に7♀、いい傾向です。
2020年7月
種親66.4mm |
昨年のおハナシ。
F1が成熟したため、F2を採りました。
兄弟中で最もカタチの良かった♂66.4mmを当初の予定通り種親にしました。43.3mm、43.1mmの2♀に種付けし、それぞれ28頭、17頭を回収。F2幼虫のエサは、きのこの山WISH-Aを2本使って、羽化したのが今年の春夏です。
サイズ的には2ラインとも先代と似たり寄ったりで、♂68.1〜71.6mm、♀40.7〜46.1mmという結果に。形状もWD、F1を大筋では継いでいて、湖南や四川に比べると大顎の細い印象です。それでも父親のおかげで顎の張り出しはまずまずのものがチラホラ出始めたので、気長にブリードしていきます。
では、F2の主だったものをザッと紹介。
![]() |
![]() |
|
71.6mm F2の最大個体。 |
69.7mm 比較的バランスのいい個体。 |
|
![]() |
![]() |
|
69.2mm アゴが細いけど好きな形。 |
68.6mm F1に多かったタイプのスタイル。 |
|
![]() |
![]() |
|
68.2mm 体表がきれい。こういうのも良いです |
68.1mm F2の最小個体。全体のサイズは先代より底上げされた |
次はまた来年。
あらためて、飼育ってのは良い趣味だなと思います。