標本作製
手塩にかけた愛虫が死んでしまった時、みなさんはどうしてます?
僕はいままで、フツーに捨ててました。たまにティッシュに包んで捨ててみたり。
どちらにしても、ゴミ箱いきだったわけです。
しかし。
「標本にして残したい!」
と思い立ち、いろんなサイトさんや雑誌をみてまわり、それらを参考に見よう見まねで作成してみました。
手順は、
1. 死体の下処理
2. 展足
3. 乾燥
4.
保存・展示
こんな感じ。では順を追ってやっていきます。
あくまで「僕のやりかた」ですから、参考までに。
● 1. 死体の下処理
僕は無水エタノールを使いました。タッパーか何かに無水エタノールを水で2〜3倍に薄めた(カサ増しです)やつを2cmくらい入れて、死に虫をちゃぽーんと入れます。エタノールが茶色になってきて臭くなりますが、放っておきます。んで何日か経って思い出した頃に虫を引き上げて、キッチンぺーパーで丁寧に拭きます。フ節とか引っ掛けてちぎらないように慎重に。
● 2.
展足
適当な発泡スチロールを展足板代わりにします。まず、下処理を終えた虫の背中に3〜4号の無頭針を打ちます。翅が硬くてなかなか刺さらず、針を持つ手がすげー痛いですから、ピンセットの付け根の方で針を挟んで打ちます。どうせ展足中にも使うんですから、ピンセットは準備しときましょう。
無頭針を真っすぐ打てたら、発泡スチロールに刺し、パール針(まち針)で展足していきます。パール針は長いほうが打ちやすいです。好きな形に展足しましょう。1個体につき50本前後の針を使いました。
● 3.
乾燥
僕が展足板に使った発泡スチロールは、ネットで買った虫が送られてきた際の、発泡スチロールの箱のフタの裏です。なぜかというと、展足した後に箱側をフタのように、つまり、箱をひっくり返した状態にして使うためです。なぜ逆に使うかというと、このほうが展足がしやすいからです。
で、このフタ(元・箱側)の裏側にしょうのうと除湿剤を貼り付けて、防虫しつつ乾燥させます。
たまに屋外で、1〜2分くらい天日にさらして箱の中の汚ねぇ空気を抜いてます。
● 4. 保存・展示
ドイツ箱に入れんのが一番良いんでしょうが、あれ、超高い。
防虫と乾燥がしっかり出来ればドイツ箱買わなくてもいいと思います。ボール箱とかで。
と、こんな感じでやってるワケですが、「こういうテキトーなやり方の人もいるよ♪」という意味でこのページを作っています。実際に作る時は、色々なサイトで色々なやり方が掲載されていますから、それらを片っ端から読みあさるのが賢明です。まだ作った事ないヒトはぜひ一度どうでしょう?キレイに展足出来ると気持ちいいですよ。