スマトラオオヒラタクワガタ

学名:Dorcus titanus yasuokai

数年前にパダン産を少しだけ触って以来のスマヒラ復活。やっぱりね、クワガタやっててオオヒラタの1頭もいないってのはどうなんだ?と。今回はアチェ産。なぜって、「アチェ」という響きが良いからですよ。名前フェチにはたまらんのです。81mm、40mmのワイルドペア。僕は出来るだけ野外モノを選びます。産地がしっかりしてるし、血がキレイだし、なにせ自分だけの血統♪♪みたいなとこあるじゃないですか。ありますよねー。ですよねー。



breeding

2010年4月

プラケ小にコナラ1本、濡れ気味のきのこMatでいきます。が、今年の春は寒い!室温が18〜23℃しかないため、最低あと2℃くらいは上乗せが欲しいトコロ。なんだかんだで産んでくれるとは思うんですけど。そして、危険を承知で一応♂に種付けを担当してもらっ・・・
と思った矢先からバキバキやり始めたので「
あァァーーー!!!」と全力で制止。この筋肉ヴァカが!!

ぁぁぁ、大丈夫でしたか奥さん。すみません、やっぱ持ち腹でお願いします



2010年7月

奥さん、2頭だけ産んで三途の川を渡った模様。
もう、本ッッッ当にオオヒラタは合わないなぁ・・・前回(2006年)は4頭でしたからね。
まさか4年の時を経てその半数に終わるとはね。この2頭は大切に育てますけど、オオヒラタはこれを最後にして、ダイオウヒラタを始めようかな、なんて思ってしまいます。

860プリンカップで管理した後、2頭とも♂っぽいので1800ccガラスビンに奈良オオのナントカっていうマットを詰めたものを与えます。やっぱり大きい幼虫は、理屈抜きでワクワク感が違いますね。



2011年3月

2頭はそれぞれ40g、38gまで成長。
フツーに小さ過ぎて更新しようかどうか迷いましたが、ひさしぶりなので一応。途中で菌糸+プラケ小に入れましたが、あまりメリットが無かったので1500ccのマットに引っ越し。

ホントは菌糸で通したほうが良いんでしょうけどね。個人的にマットの方が安心するというか、好きなんです。キノコも生えないし。それに、なんかマットのほうが玄人っぽいじゃないですか。「あえて」みたいな。
とはいえ、ヒラタさんがいるとマットがえげつない減り方をしますし、2頭とも♂ですし、やっぱりこの代で累代はストップしようと思っています。

いやぁ、おもしろいんですけどね、デカい虫は。もう単純に。



前回も同じこと言ってますけどね。



2012年2月

1頭は成虫になれませんでした。もう1頭、40gが♂80mmで羽化。

やはり、この1頭を大事に飼育して累代を終えようと思います。たとえ良い血統を手に入れて数年にわたり累代を重ねたとしても、好結果を残せるとは全く思えません。だいたい、こんな大食漢をマトモな大きさにまで育てるには一体何ccの菌床を与えねばならんのか。よほどこの虫が好きな人でないと100mmなんて夢のまた夢。こういう時は早めに見切りをつけ、他の種に集中することにします。