コクワガタ part2
学名:Dorcus rectus
2008年以来、実に10年振りにコクワの累代を再開!!
間が空き過ぎたので、新規ページで更新です。
愛着のある地元のコクワで50mmオーバーが見たいな、という事で、今回はまじめに累代するつもり。
目標は52mm!がんばっちゃうぞ〜!!
breeding
2017年12月
だいたい採集自体が久しぶりでした。
近所でのノコギリ採集の際にその姿を見ることはあったのですが、どれもこれも30mmちょっとの小さいものばかり。持ち帰って飼育、ましてや累代させる気になれずにいました。そんななかで今年、数年ぶりに訪れたポイントで採集した♂41.7mmがやたら大きく見え、くすぶり続けていたコクワ熱に火が点いた!
その勢いでさらに1♂2♀を追加、持ち帰って10年ぶりの累代となりました。
さてと。
用意したのは、♂41.7mmx♀25.4mmと♂38.8mmx♀21.9mmの2ペア。各々プラケ小にクヌギ材1本のセットへ投入。そこから9月にそれぞれ16頭、13頭のF1を回収し、500ccのヒラタケ菌床へ投入。3ヶ月が経ち、イイ感じに食いあがってきたものからエサ交換を敢行しました。
♂の筆頭は7.1g。これが大きいのか小さいのか分かりませんが、2本目は800ccへ投入しました。これで羽化まで引っ張ろうと思います。
コクワは久しぶり過ぎて前回の記憶、感触がもうないので、F1は様子見ですね。
これでコツをつかんでF2でドカーン!と・・・そう上手くは行かないんだよなぁ。
2018年6月
F1があらかた羽化しました。ほぼ2本孵しです。
まずは♂41.7x♀25.4から得た16頭。
♂53.0mmを筆頭に、10頭の♂は奇形になった1頭を除くすべてが50オーバーで羽化しました。♀の最大は33.0mmでした。当初、目標を52mmとしたものの、正直「1頭くらい50オーバーが出れば満足かな?」くらいにしか期待しておらず、53mmが出てくるとは想定していませんでした。ほとんどが51mmで羽化し、今回は大満足です。
もう一本のライン、♂38.8x♀21.9では50mmを超えたのは1頭のみ、だいたいが48mm程度でした。飼育の過程は同条件だったのですが、親のサイズそのままに全体的に3mmほど小さな個体群となりました。♀親も、このサイズでの3.5mm差は大きいでしょうし、当たり前ですがやはり大きな親を使うに越したことはないですね。こちらはここで累代終了、前述のラインに絞りF2以降を続けることにします。目標を達成したこともあり、結構たのしかったです。