グラントシロカブト
学名:Dynastes granti
卵の状態で数ヶ月過ごしたりとか、ドッグフード食ったりとか、この虫は相当なアホのようです。
なにより白いカブトムシっつーのが最も興味をそそります。成虫を購入して、
「あー、白いね」
ではツマラナイ。というわけで幼虫を購入。
breeding
2007年4月
アリゾナ産3令prを購入。初アメリカ人なのでどう接したらいいのかわかりません。とりあえず適当に調べてみると、彼らの故郷は結構厳しい環境のようです。そこから、「餌さえくれてりゃ死にゃーしない」と無理矢理な解釈をしました。
カブトムシだから何でも食うだろうと思い、デカいケースに適当な発酵マットを詰めてみます。この2頭しかいないので、羽化時期がずれぬよう、2頭一緒に入れます。ドッグフードを食べるという話も聞きますが、犬飼ってないし、カビ生えそうだし、なにより面倒なのでやめました。
ただ、少しおもしろそうなのでいつか入れてみようとは思います。
いつのことやら。
2007年7月
ドッグフード。エサ換えの時に入れてみました。前回のエサは半分から下を堅く詰めすぎて拒食されました。カブトの幼虫は堅詰めしない方がいいんですね。んなわけで比較的柔らかい上の方にウンコが集中。
そこで、
下の無傷マット:上のウンコマット:奈良オオの埋め込み:よくわからない使用済みマット
これを、「45:5:30:20」くらいでこねこねします。加水は少量。
そしてこれにドッグフードです。適当に300〜400gくらい入れてみました。(←結構な量)
たくさんいれたほうが大きくなりそうだし。みもふたもないけど。
たくさん食べてくださいな。
2009年2月
だいぶ間が空きました。あれから1頭死んでしまい、その後しばらくして残りの1頭も死亡。
結局、新しく買った3齢ペアが羽化したものの、♂が羽化不全。
無理矢理ブリードした結果、卵2個。数ヵ月後、無事孵化したのは1頭だけ。
あーあ。
ここまでの惨敗ってなかなか無いですよ。
とりあえず、残った1頭を大切に育てていきます。
2010年5月
「とりあえず、残った1頭を大切に育てていきます。」
と言い残して1年3ヶ月。その大切に育てた1頭が、ようやく蛹になりました。
今度は無事に羽化してね。
そして、1頭ではやはり寂しいので、新たに4頭を追加。とはいえ孵化日が半年以上違うので掛け合わせることが出来るかどうかは分かりませんけどね。
2010年7月
苦節4年目、ようやくまともな♂成虫ににお目にかかれました。70mmくらい?思ったほど白くねェけど。ですが、大事にしてきた1頭がド完品で羽化してくれたので、本音はやっぱり嬉しいです。
累代は、後続の羽化を待つか、別に♀成虫を入手するかで悩んでおります。
2010年9月
ビッダーズでたまたまウチのと羽化日が同じ♀を発見したので、ちょっと相場より高めになりましたが落札しました。全ッ然こだわる必要のないところにばかりフルスイングしてしまうのは父親譲りだと思います。まぁそれはそうと、4頭飼育していたはずの幼虫が残り1頭になってしまいました。どうしてこうもグラシロは上手くいかないのでしょう。その唯一の1頭も3ヶ月で1gしか増えてない。今回のペアリングが良い結果を残せなければ、もうグラシロはリストラせざるを得ないですなぁ。
産卵セットの内容は、適当な発酵マットをデカいケースにばんばん詰めただけの定番セット。管理温度は24℃で様子を見て、鈍いようなら上げていきます。なんか自信ないなぁ。
2011年1月
残り1頭の幼虫も力尽き、産卵セットも音沙汰なし。
4年近くにわたってしぶとく続けてきたグラシロですが、遂にばいばいきんです。
どうしてこんなにカブトムシは相性が悪いのか。
一切公開してませんでしたが、ここに至るまでにネプチューンオオカブトの3齢ペアも死なせています。
ヘラクレスはあまり興味ないので、もし次にカブトムシに手を出すとしたらネプ再挑戦ですかね。