ダイオウヒラタクワガタ

学名:Dorcus bucephalus

最後にヒラタをやったのは、もう10年近く前のこと。
なんとなく僕には合わない気がして手を出さずにいたのですが、「好きな種くらいはやってもいいか!」と思い、ダイオウヒラタを始めることにしました。

ダイオウヒラタ。

チョイスがヒネクレてるって?


よく言われますとも。



breeding

2021年8月

東ジャワ・アルゴプーロ産WDの♂77.0mm、♀44.7mmペアで飼育を始めます。とは言っても野外採集品ですし、特大の♂という訳でもないので、追い掛けはせずに持ち腹でセット。コバシャ中にフォーテックの産卵一番を堅詰め、細めのコナラを1本埋めたセットで幼虫を採ります。2ヶ月後、ケース底面に幼虫が見えたので割り出し。
結果は7頭。
10年前のスマトラヒラタは2頭でした。
「ヒラタは多産」というのは
都市伝説だと考えてよさそうです。

そんなこんなのF1を、余ってた(言わなくていい)きのこの山WISH-A1100ccにポーン、3ヶ月ほどで2本目に交換。♂は1400ccです。最大は46.6g、80mmは超えてくれると思いますが、目標は置かずにまず一周させてみたいと思います。



2022年8月

2021年11月までにすべてのF1が羽化し、♂80〜83mm、♀45〜47mmという結果でした。3月の割り出しから7〜8ヶ月で♂まで羽化するとは思っていなかったですが、83mmは個人的には満足です。ちなみに最大46.6gだった幼虫は81mmで羽化しました。最小だった37.6gが83.1mmで、あまり体重はアテにならなかったです。
結構おもしろかったので、85mmを目標にもう一周させてみることに。羽化からは既に10ヶ月ほど経っている即ブリF1群から♂83.1mm、♀47.7mmの最大ペアを選抜。凶悪な見た目のダイオウヒラタですが、意外と紳士でペアリングはスムースに完了。
どうせ今回も大して産まないのだろうな...などと悲観しつつコバシャ中にコナラ材2本を産卵一番で埋めたセットを用意しました。ま、10頭くらい得られればいいです。