レッドビーシュリンプ


水槽サイズ 30cm (11L)
濾過器 外掛け式 (Tetra AT-20)
底床 ソイル (プラチナソイル)
水温 21-26℃
pH -
混泳魚 -


90年代前半にディスカスやグッピーの飼育にいそしんでいた父が十数年振りにアクアリウムを再開したキッカケがこのエビ。当時まだ無かった底床「ソイル」や、だいぶ値を下げた水槽・器具類に驚いているようでした。父の復帰後に僕はグッピーでアクアデビューしたのですが、触発されて結局エビもやることになりました。

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビなど、従来から飼育されてきたいわゆる「コケ取り」のえびに比べ若干水質にうるさく、少し飼育難易度が高いイメージです。しかし、基本に忠実に、そして程良く放置できれば決して難しくありません。
僕は60cm規格のような大きい水槽は使わず、30cm規格などの10L前後の水槽を多用しています。30規格なら60規格のスペースに3つも置けますし、何よりもリセットがラクなのが最大のメリット。
濾過器は外掛けのみですが、よくブログなどで紹介されているような改造は施していません。濾材や濾過槽に多少の工夫をしても、流量が変わらないのであれば効果はほとんど見込めないと思っているからです。所詮外掛けですしね。ストレーナースポンジは流量が落ちてきたら飼育水でニギニギ。

水換えは気が向いたら。月に1度やるかどうか、という感じで、底床掃除を兼ねて行います。半年近く足し水のみの水槽も絶好調をキープしていましたが、もっと長い目で見ればある程度の水換えは必要かな、と考えています。水は汲み置きの水道水で、バクテリアやら添加剤やらは一切使用しません。入れなくても水は出来上がりますし、出来上がれば入れる必要はなくなるからです。

エサは2〜3日に1度、半日で食べきれる量を与えます。過ぎたるは及ばざるにすら及ばず。与え過ぎにメリットはひとつもありません。水草や流木は、観察の邪魔にならない程度に入れています。
エビの数は5匹前後から始めています。この時♂の数が多いと♀が過労死する、という話を聞きます。実際、♀が死に絶えて見事に♂だけが残った水槽がありました。確かに♀を多めにしといた方が良さそうです。
抱卵した時、孵化した時には基本的に何もしません。何もしないというのは本当に何もしないのではなく、普段通りの管理をするだけという意味です。水槽の状態が良ければ、勝手に孵化して勝手に育ちます。うまくいかない時はサッパリですが、流れを掴めばアッサリ。ほんと「勝手に殖える」「殖え過ぎて困る」なんて夢のような状況になります。

「んだよ簡単じゃん♪俺センスあるなー!」なんて浮かれていると、突然エビが減り出します。うまく行かなくなったときは何もしません。この場合は本当に何もしません。もちろん前述のように添加剤の類もノータッチ。そもそも、うまくいかない水槽に更に不確定要素をプラスしても、好転するとは思えませんしね。足し算ではなく引き算で対処するのがスマートじゃないですか。水換えしない、エサやらない、濾材も洗わない。しばらく我慢して、それでダメなようなら見切りをつけリセットしてしまいます。