ラズリーブルーグラスリボン "ハイドーサル"
水槽サイズ | 30cm (12L) |
濾過器 | 外掛け式 (Tetra AT-20) |
底床 | 砂利 |
水温 | 22-27℃ |
pH | 8前後 |
混泳魚 | - |
ブルーグラスにラズリーを乗せて、リボンにして、ハイドーサルに仕立てた品種。
仕立てたのは僕じゃなくショップさんですけどね。写真の個体はまだ若魚なので、背びれも尾びれもこれからです。
普通のブルーグラスと違い、上半身(?)に綺麗な青が乗るのがこのラズリーブルー。しかしどうもこの「ラズリー」ってのはスポットが細かくならないようで、どのショップで見るラズリーブルーも写真の様な尾びれです。
ただでさえ涼しげなラズリーブルーですが、リボンがそれをさらに引き立てます。
ヒレが伸長し優雅な姿を得る一方で、ゴノポジウムまで伸長してしまうため、リボンの♂には事実上生殖能力がありません。その為リボンのグッピーはペア売りではなく、リボン♂、リボン♀にノーマル♂を付けたトリオで販売されるのが一般的です。リボンの遺伝子は優性なので、♂親がノーマルでも♀親がリボンなら次代でリボンが得られるというわけです。そして、リボンの出現する確率は計算上1/2になります。♂親はノーマルなのでリボン遺伝子を持っておらず、リボンの♀親は必ずヘテロのリボンだからです(リボン♂が親になれない以上、ホモはあり得ない)。
国産グッピー界を席巻したハイドーサル。大きく展開する背びれは迫力満点。
しかし問題は、トリオ販売される時のハイドーサルの扱いです。
「ハイドーサルリボン」というネーミングで売る以上、メインであり一番見栄えのするリボン♂がハイドーサルなのは当たり前かも知れません。しかし!繁殖に使えないリボン♂なんてハッキリ言ってどうでもいいんです。大事なのはリボン♀とノーマル♂。この2匹こそハイドーサルになっていなければダメなんです!
と言いますのも、ハイドーサルは遺伝的に優勢だからです。ヘテロでもなんとなくハイドーサルになるようですが、ホモでこそ真のハイドーサル。両親ともにその遺伝子を持っていなくては価値が半減なのです。僕の買ったトリオは、ノーマル♂がハイドーサルではありませんでした。ま、代を重ねてなんとかすればいいだけの話なんですけどね。
もともとブルーグラスですので、レッドも出ますしブラオも出ます。