アフリカン・ロックシュリンプ


水槽サイズ 30cm (16L)
濾過器 外掛け式 (Tetra AT-20)
底床 大磯砂
水温 22-26℃
pH 7.5
混泳魚 アフリカン・ランプアイ他


4〜5cmの青い個体。
パラボラアンテナのような手を広げて「おいでおいで」しながらエサを集める動作で知られるロックシュリンプ。その中でもひときわゴツくなるのがこの“アフリカン”です。このブルーをはじめ様々なカラーバリエーションが存在しますが、それらは固定されたものではなく、成長や環境によって変化していきます。大抵は望まない色に変わるというのが粋です。

見ていてイライラするほど食べるのがヘタで、ちょっとすばしっこい同居人がいたりすると根こそぎエサを奪われる始末。なので、安心できる隠れ家を作ってやり、消灯後その中にエサを放りこむようにするとなんとかなります。エビのエサならだいたい何でも食べてくれます。



2016年・追記

アフリカンロックの飼育を始めて丸4年が経ちました。
ちょっとここで途中経過を記しておきます。

まず、現在の飼育環境。
60cmフラット水槽でコリ×6と同居。そのほかにも、細かいエビだのサカナだのが居ます。彼が常に陣取って離れないのは、2213の排水が直撃する流木の上。ここにはクリプトが生い茂り、身を隠しつつ「おいでおいで」するにはモッテコイの物件。ここから移動することはほとんどありません。この水槽は結構大胆に水替えするのですが、それでも全然気にしてない様子。同居のコリドラスもミナミヌマエビも絶好調で、抜群に安定してる水槽だから良かったのかな。コリタンクなので、底床は田砂。粒が細かく重さもあるため、沈んだエサを集めるのに適した底床ではないでしょうか。水温は通年26℃前後で固定。

エサ。
最初のうちは特別扱いしていましたが、今は特に彼専用のエサというのは与えていません。コリ用の冷凍赤虫やコリタブのほかには、小型ギョ用の細かいエサをオートフィーダで1日1回少量与えるパターンです。コレで足りてんのか?と思うのですが、とりあえず4年生きているので何かしら食べてると思う。うんちしてるし。見てないところで徘徊でもしてんのかなあ。
ちなみに「肉食が強く、プレタブは食いが悪い」という情報を見かけたのですが、僕の知るとある水槽では3頭のアフリカンロック(いづれも10cmオーバー)がプレタブに群がって夢中になっている一方、ひかりキャット(肉食ギョ用のタブレット)には見向きもしない様子でした。

ちと調べたところ、現地採集個体の胃の内容物を研究したという海外の情報を発見。
それによると、ほとんどデトリタス(有機物やら微生物やらをごちゃ混ぜにしたようなヤツ)で、多少の泥が混じっていたりいなかったりという具合だったそうです。

で、最近のご様子がこれ。



かなり元気です。ぴんぴん。
意外にも、導入当初の青色を保っています。
更に、サイズも6cmあるかな、これもまた保っています。

・・・そう。

大きくならない!
5年目に入るというのに!たま〜に脱皮するんだけど、はっきり目に見えるような成長がありません。ちょっと調べてみると、やはり同じように「育たない!」という飼育者さんが多いようです。水温は前述のとおり26℃、それなりの水流のある川でこれより高温というのは考えにくいかと。最低23℃くらいないと活発にならないという情報もあるので、26℃は悪くないと思います。となると、やっぱりごはん足りてないのかな?ネットで見かけるように、ベアタンクにして水流殺してばんばんエサ投下みたいなことすれば少し育つのかもしれないけど、やっぱりロックシュリンプはおいでおいでしてナンボ。
単独ベアタンクなら僕ザリガニ飼いますよ。


そんな感じで、簡単なんだか難しいんだか分からないアフリカンロック。
とりあえず元気にしてくれているので、今の水槽が崩壊するまではこのまま続けるつもりです。