ブラインシュリンプ孵化器

小型熱帯魚のエサとして、特に稚魚の育成にはブラインシュリンプは欠かせません。
乾燥した耐久卵の状態で販売されているブラインシュリンプは、塩水を使って孵化させてから魚に与えます。そのため孵化器を購入、あるいは自作する必要があります。「孵化器」「自作」なんていうと小難しい作業を思わせますが、とてもシンプルな構造でかんたんに作れますので、ちゃちゃっとご紹介します。

まず最初に作ったものがコレ。



500ccほどのガラスビン。七分目くらいまで塩水を入れて使います。
キャップに2つ穴を開け、それぞれエアチューブを通します。1本はビンの底まで延ばしたエア供給用のチューブで、エアポンプに接続。もう1本のチューブはキャップに1cmほど挿すだけでエア抜き用とします。エア抜き用とはいえ、中で飛び散った塩水も排出されますから、チューブの先は別の容器に入れるなどの対策が必要です。

しばらくこれを使っていたのですが、塩水のおかげでキャップが錆びてきましたし、なにより
使い勝手がイマイチだったので、新型を制作することにしました。


そして出来た2作目がコレ。



ガラスビンからペットボトルに。
「え?
ショボくなってんじゃん」などと申されるな。Googleによる検索の結果がコレなのだ。
そう、知恵を絞らずとも、ググれば一発で正解が見つかる世の中なのだ。便利だ。

究極? ブラインシュリンプ孵化器の自作

というわけで、上記のサイトさんを丸パクリ参考にして作ったシステムはだいたいこんな感じです。



これらを丸ごと適当なケースに入れ、いい感じに配置して使用中。
制作にあたって最もこだわったのはペットボトルの選択です。条件はふたつ。

1.500ccは楽に入れられ、なおかつ飛び散らないだけの高さがある
2.カタチが好み

これらを満たすもの・・・そう、
午○の紅茶1.5Lです。これを実に4本飲み干しております。

ボトル底部には重石を設置し低重心化を実現。万が一の漏水を防ぐ、美しいシリコンコーキング。水作SSPP-3Sの採用による静粛性の向上も見逃せません。そして、最新のツインタンク仕様・・・途切れる事のないスムースな給餌が、くすぶっていたあなたのハートに火を灯してくれることでしょう。